NETFLIXでカウボーイビバップを観たら懐かしすぎて困った話

2020/06/15
 
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中学の授業で始めた英語。塾や英会話教室に通ったことはなく、大学の時の1年のアメリカ留学、普通に日本での就職・貿易関連の業務を経て、2012年5月のTOEIC L&Rテストでスコア980を達成。

NETFLIXなりhuluなりAmazon Primeなり、動画ストリーミング配信サービスって観てますか?うちはAmazon PrimeとNETFLIXとDisney DELUXE契約してます。

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観た映画はたいして好みでなくても・・・

特にどこにも遠出するでもなく休日を過ごしてたんですけど、今日は子どもたちも早々に寝たし飲みながら映画でも見るかと思って、独りワイン飲みながらNETFLIXでザ・サークルっていう映画観たんですよ。

ちょっと気になってはいたんですけど、エマ・ワトソンとトム・ハンクスって出演者が豪華な割に「ま、そらそーだわね」って程度の毒にも薬にもならない映画でした。

でね。日付またぐかどうか位の時間に観終わって、ほんと何の気なしにNETFLIXの(ちなみにfire TV stickでテレビ画面で観てました)画面を適当にブラウズしてたらですね。

出てきたんですよ。

こないだ2話だけ観たULTRAMAN(ウルトラマンのNETFLIXオリジナルアニメ)の隣に、カウボーイ・ビバップが。お、と思ったが最後、20年ぶり?くらいに、その昔はまったアニメを観始めてる自分がいまして。

10代の頃の好みは影響を持ち続ける・・・

まあ控えめに言って最高ですよね、カウボーイビバップ。

やばい。

画面のサイズが今風じゃないことを除けば何も言うことなし。

マジで。

気づいたら立て続けに3話観てた。てかその前の2時間の映画の間ですでにけっこう飲んでたのに翌日のことを考えて3話で止めて寝ると決断できた自分をほめてあげたい。下手したら一晩中観てたわ~。山寺宏一はジャムおじさんがどうとかやってる場合じゃないでしょ。なんだったら当時中学生だった石山少年には理解できていなかったところも多々あって、むしろ今見た方が楽しめるし。

で。カウボーイビバップといえば、その昔テレビで放映してた時にたぶんVHSで録画してたはずなんですけど、見返すこともなく20年くらい経ってて。今さらこんな風に褒めても「愛してたと嘆くにはあまりにも時は過ぎてしまった」感は半端ないんですが(何を言っているかはNETFLIXかhuluを契約するかBlu-rayボックスを購入してカウボーイビバップ見てください 笑)、最近読んだ本で「NETFLIX コンテンツ帝国の野望」っていうのがあってですね。

VHS~DVDに代わっていく時代、レンタル業界も激変していて、さらにはそれがストリーミング配信になっていく様をネットフリックスとブロックバスター(当時の全米No. 1レンタルビデオチェーン)とその他の視点から描いた話なんですけど、それとなんか妙にダブって感慨深いようなそうでもないような。そんな感じでした。普通に本として面白いのでお勧めです。

その本によると、NETFLIXの何がすごかったかというと、ブロックバスター他実店舗勢が、店舗を多数構えて新作の映画のDVDがいち早く借りれることを売りにしてたことに対して、店舗なしでオンラインレンタルのみだったネットフリックスは、視聴者の好みをアゴリズムで判別してサイト上に「その人が好きそうな旧作」をおススメ映画として出すことだったんですね、早い話が。

今となっては『コンテンツ帝国』となったスタートアップの推進力

当時のNETFLIXはレンタルDVD界では駆け出しのスタートアップ。お金がなくて新作を大量に仕入れることができないわけです。

顧客それぞれに違う旧作を勧めたら、仕入れるレンタルDVDのコストも新作を大量に仕入れるのに比べて安いし、そんな背景を知らない顧客側では借りたい映画が集中することが防がれてレンタルしたい映画がずっと貸し出し中っていうのもなくなり満足度も上がる(常にそうだったわけではないようですけど)というのもあって、どんどん顧客を獲得して、途中からオンラインレンタルに進出して店舗とオンラインの組み合わせを武器に追撃してきていたブロックバスター側の敵失もあって今に至ってるらしいんです。

本当の価値=最初から狙ったところじゃなくても

で、ぼくが20年ぶりに10代の頃好きだったアニメに再開することができたのは、NETFLIXのこの機能のおかげなわけです。この機能ってのは、NETFLIXが当初苦肉の策かどうかは知りませんが、新作DVDの大量仕入れができないから始めたレコメンド機能です。

もはやオンラインレンタルDVD屋さんではなく世界有数のコンテンツ配信事業会社となった今では、仕入れコスト云々の背景はなくなりましたし、レコメンド機能は純粋にレコメンド機能であって、それによって10代の気持ちを取り戻すことができてる僕のような人間がいるわけです。

何が言いたいかというと、何かしら新しいことを始めるときの理由はこじつけでいいんじゃないかということです。誰かのためになりそうなことなら、よこしまな気持ちで始めていいんじゃない?的な。

例えば、僕が英語を中学で授業が始まった時から好きだったのは、たまたま父親が映画とかが好きな人で、字幕が読めるようになるかならないかぐらいから(小学校の中~高学年くらいか?)僕を洋画に連れて行ってくれていたから、英語=何となくかっこいいという刷り込みがあったというのが間違いなく大きいです。

何にせよ、最初に感じたままにやってったら何かになるかも

大人になってからは「どうやって英語そんなに上達したの?」とか聞かれたら何となくそれっぽい回答することが多いですけど、最初の理由は何となくかっこいいと思ってってな程度です。

てことで、何かしら始めようってときにはよこしまな思いがあると思うんです。漠然とこうなったらいいな、とか、打算的にな思いとか。崇高な思いとか本当に相手のことを思ってとか、そういうんじゃなくて。

ネットフリックスだってもちろん当初から建前上は「一人一人に合ったおすすめ」って感じだったとは思うんですけど、実情は新作DVD仕入れコスト対策の機能で、その機能が巡り巡った成れの果てのおかげで一瞬で10代の頃の想いを取り戻せた僕みたいのが要るんです 笑

ってことで、何かやりたいと思ったらやってみたらいいです。人のためか自分のためか、わからなくとも。自分のための要素の方が強くとも。あとで振り返ったら何かしらにつながっていたってのはスティーブ・ジョブズも言ってます。

とりとめのない話になりましたが、ではでは。

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